いや、アメンボ赤くないっすね。
通勤途中の人工の小川にアメンボが大量発生していたのです。でも赤くない。丸い水紋だけがふよっふよっと見えます。
それとも赤いアメンボもいるのか?※いましたコセアカアメンボ。
それより待って!知らなかったのだけど。
アメンボ赤いな…は北原白秋「五十音」ていう詩の冒頭だったですよ。
ガラスの仮面じゃないんだな…。
いやー、日々勉強ですね。お恥ずかしい。
全文こちら。
これは單に語呂を合せるつもりで試みたのではない、各行の音の本質そのものを子供におのづと歌ひ乍らにおぼえさしたいがためである。
水馬 赤 いな。ア、イ、ウ、エ、オ。浮藻 に小蝦 もおよいでる。
柿 の木 、栗 の木 。カ、キ、ク、ケ、コ。啄木鳥 こつこつ、枯 れけやき。
大角豆 に醋 をかけ、サ、シ、ス、セ、ソ。
その魚 淺瀬 で刺 しました。
立 ちましよ、喇叭 で、タ、チ、ツ、テ、ト。
トテトテタツタと飛 び立 つた。
蛞蝓 のろのろ、ナ、ニ、ヌ、ネ、ノ。納戸 にぬめつて、なにねばる。
鳩 ぽつぽ、ほろほろ、ハ、ヒ、フ、ヘ、ホ。日向 のお部屋 にや笛 を吹 く。
蝸牛 、螺旋卷 、マ、ミ、ム、メ、モ。梅 の實 落 ちても見 もしまい。
燒栗 、ゆで栗 。ヤ、イ、ユ、エ、ヨ。山田 に灯 のつく宵 の家 。
雷鳥 は寒 かろ、ラ、リ、ル、レ、ロ。蓮花 が咲 いたら、瑠璃 の鳥 。わい、わい、わつしよい。ワ、ヰ、ウ、ヱ、ヲ。
植木屋 、井戸換 へ、お祭 だ。
こんな面白い詩だったのか。感激してしまった。
え?アメンボってカメムシの仲間なの?アメンボ大量発生しちゃダメじゃん。
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